フリーランスとして活動を始めたいエンジニアやデザイナーの間で注目を集めているミッドワークス(Midworks)。正社員並みの福利厚生が受けられるという話を聞いて、気になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし「実際の評判はどうなの?」「本当に高単価案件があるの?」といった疑問もありますよね。そこで今回は、ミッドワークスの実際の評判から特徴、メリット・デメリットまで詳しく解説していきます。フリーランスエージェント選びで迷っている方の参考になれば幸いです。
ミッドワークス(Midworks)とは?サービスの基本情報
運営会社とサービス概要
ミッドワークス(Midworks)は、株式会社Branding Engineerが運営するフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスです。2013年に設立され、フリーランスエージェント業界では比較的新しい会社ながら、独自の福利厚生制度で注目を集めています。
同社は「すべてのエンジニアに価値ある機会を」をミッションとし、フリーランスエンジニアが安心して働ける環境づくりに力を入れています。IT業界特化型のエージェントとして、エンジニアのキャリア支援から案件マッチング、参画後のフォローまで一貫したサービスを提供しているのが特徴です。
対象者と登録条件
ミッドワークスの主な対象者は、実務経験2年以上のITエンジニアです。具体的には以下のような職種の方が利用できます。
- フロントエンドエンジニア(JavaScript、React、Vue.jsなど)
- バックエンドエンジニア(Java、PHP、Python、Rubyなど)
- インフラエンジニア(AWS、Azure、GCPなどクラウド経験者)
- モバイルアプリエンジニア(iOS、Android開発)
- データエンジニア・データサイエンティスト
登録に年齢制限はありませんが、実務経験が浅い場合は紹介できる案件が限られる可能性があります。特に、チームをまとめた経験やプロジェクトリーダー経験があると、より高単価な案件を紹介してもらいやすくなります。
利用者の評判・口コミから見るミッドワークスの実態
良い評判・口コミまとめ
実際にミッドワークスを利用したエンジニアからは、以下のような良い評判が多く聞かれます。
「給与保証制度があるおかげで、案件が終了しても次の案件が決まるまで収入の心配をしなくて済む」という声が特に多く見られます。フリーランス最大の不安である収入の不安定さを解決してくれる制度として、高く評価されているようです。
また、「担当コンサルタントの対応が丁寧で、案件紹介だけでなくキャリア相談にも乗ってくれる」という評価も目立ちます。単なる案件紹介に留まらず、長期的なキャリア形成をサポートしてくれる姿勢が評価されています。
福利厚生面では「正社員時代と変わらない保険や年金制度を利用できる」「書籍購入補助や勉強会参加費の支援がある」といった声も多く、フリーランスになることで失われがちな福利厚生をしっかりとサポートしてくれる点が好評です。
悪い評判・口コミまとめ
一方で、改善を求める声もいくつか聞かれます。
最も多いのが「リモート案件が少ない」という指摘です。在宅ワークを希望するエンジニアにとって、常駐案件中心の構成は物足りなく感じられるようです。コロナ禍以降、働き方の多様化が進む中で、この点は今後の改善が期待されています。
また、「地方在住者向けの案件が限られる」という声も見られます。東京・大阪などの主要都市圏の案件が中心となっているため、地方在住のエンジニアには選択肢が少ない状況です。
さらに「未経験分野への転向は難しい」という評価もあります。実務経験重視の案件が多いため、新しい技術領域にチャレンジしたいエンジニアには向かない場合があるようです。
評判から分かる利用者の傾向
評判を分析すると、ミッドワークスを高く評価する利用者には共通する特徴があります。それは「安定性を重視するベテランエンジニア」であることです。
3年以上の実務経験があり、技術力に自信を持つエンジニアほど、高単価案件の紹介や手厚いサポートの恩恵を受けやすい傾向にあります。逆に、経験年数が浅い方や新しい技術領域へのチャレンジを重視する方には、他のエージェントの方が適している場合もあります。
ミッドワークスの特徴・強み
給与保証制度で安心のフリーランス生活
ミッドワークス最大の特徴は、業界初の給与保証制度です。この制度により、案件と案件の間の空白期間も月額契約単価の80%が保証されます。
一般的なフリーランスの場合、案件終了後に次の案件が決まるまでの期間は無収入となってしまいます。しかし、ミッドワークスでは最長90日間の給与保証があるため、収入の心配をすることなく次の案件を探すことができます。
この制度を利用するには一定の条件がありますが、実務経験3年以上でミッドワークス経由の案件に6か月以上参画していれば対象となります。フリーランス転向に不安を感じている正社員エンジニアにとって、心強い制度と言えるでしょう。
正社員並みの福利厚生サービス
ミッドワークスでは、フリーランスでも正社員に近い福利厚生を受けることができます。具体的には以下のようなサービスが提供されています。
社会保険については、厚生年金や健康保険の半額負担をミッドワークスが行ってくれます。これにより、国民年金や国民健康保険よりも手厚い保障を受けながら、保険料負担を抑えることができます。
また、年間12万円の書籍・勉強会費用の支援や、交通費の支給なども魅力的なポイントです。継続的なスキルアップが求められるエンジニア職において、学習支援制度は非常に価値の高いサービスと言えます。
エンド直請け案件が70%で高単価を実現
ミッドワークスの案件の約70%がエンド直請け案件となっています。これは、間に複数の企業が入らない直接取引のことで、中間マージンが少ないため高単価が実現しやすくなります。
多重下請け構造が一般的なIT業界において、この直請け率の高さは大きなメリットです。同じスキルレベルのエンジニアでも、直請け案件なら月額単価が10〜20万円程度高くなることも珍しくありません。
また、エンド企業との直接やり取りになるため、要件や仕様の変更に対してもスムーズな対応が可能です。プロジェクトの全体像を把握しやすく、エンジニアとしてのやりがいも感じやすい環境で働くことができます。
非公開案件が80%で選択肢が豊富
ミッドワークスが保有する案件の約80%は非公開案件です。これらの案件は一般には公開されておらず、ミッドワークスに登録したエンジニアだけが紹介を受けることができます。
非公開案件には、大手企業の重要プロジェクトや新規事業、高単価案件などが含まれることが多く、より条件の良い案件に出会える可能性が高まります。
また、競合他社のエージェントでは紹介されない独占案件も多数あるため、選択肢の幅が広がります。特に特定の技術領域に特化したエンジニアや、ニッチなスキルを持つエンジニアほど、非公開案件のメリットを感じやすいでしょう。
ミッドワークスのメリット
平均年収840万円以上の高収入が期待できる
ミッドワークス利用者の平均年収は840万円以上と、業界内でも高い水準を維持しています。これは前述のエンド直請け案件が多いことや、経験豊富なエンジニアを対象としていることが大きく影響しています。
具体的な単価例を見ると、Java経験5年のエンジニアで月額70〜85万円、React経験3年のフロントエンドエンジニアで月額65〜80万円程度の案件が多く見られます。これらの単価は他のフリーランスエージェントと比較しても、同等以上の水準となっています。
また、スキルアップや経験を積むことで、単価アップの交渉もしやすい環境です。担当コンサルタントがエンジニアのスキルを適切に評価し、クライアント企業との交渉を代行してくれるため、適正な報酬を得やすくなっています。
最短1日で案件参画可能なスピード感
ミッドワークスでは、登録から案件参画まで最短1日というスピード感が魅力です。急いで案件を見つけたいエンジニアにとって、このスピード感は大きなメリットとなります。
通常のフリーランスエージェントでは、登録から面談、案件紹介、クライアント面談、契約まで2〜3週間程度かかることが一般的です。しかし、ミッドワークスでは効率的なマッチングシステムと豊富な案件ストックにより、条件が合えば即日での案件参画も可能になっています。
ただし、これは既に実務経験が豊富で、すぐに戦力となるエンジニアの場合に限られます。スキルの棚卸しや面接対策が必要な場合は、通常通り数週間程度の期間が必要になることもあります。
専任コンサルタントによる手厚いサポート
ミッドワークスでは、一人ひとりのエンジニアに専任のコンサルタントが付き、案件紹介から参画後のフォローまで一貫したサポートを提供しています。
コンサルタントは元エンジニアやIT業界の経験者が多く、技術的な話からキャリア相談まで幅広く対応してくれます。単純な案件マッチングだけでなく、中長期的なキャリア形成を見据えたアドバイスを受けることができるのが特徴です。
また、案件参画後も定期的にフォローアップの連絡があり、現場での状況や今後のキャリアプランについて相談することができます。フリーランスになると孤独感を感じやすいものですが、このようなサポート体制があることで安心して働くことができます。
案件継続率97%超で安定した収入源
ミッドワークスの案件継続率は97%を超えており、一度参画した案件を長期間継続できる可能性が高いことを示しています。これは、クライアント企業との良好な関係性と、適切なマッチングが実現できている証拠と言えるでしょう。
高い継続率は、エンジニアにとって収入の安定化に直結します。3か月や6か月の短期契約が多いフリーランス案件において、1年以上の長期継続が期待できるのは大きなメリットです。
また、同じ現場で長期間働くことで、プロジェクトの全体像を把握しやすくなり、より高度な業務に携わる機会も増えます。結果的にスキルアップにもつながり、次回の案件でより高い単価を期待できるという好循環が生まれます。
ミッドワークスのデメリット
未経験者・経験浅い人向け案件が少ない
ミッドワークスの大きなデメリットの一つが、実務経験の浅いエンジニア向けの案件が少ないことです。基本的に実務経験2年以上、できれば3年以上のエンジニアを対象としているため、未経験者や経験1年未満のエンジニアには厳しい状況です。
これは、ミッドワークスが高単価案件を中心に扱っているためです。クライアント企業も即戦力を求めており、基本的なスキル研修から始めるような案件はほとんどありません。
そのため、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたばかりの方や、全く新しい技術領域にチャレンジしたい方には、他のエージェントの利用を検討した方が良いかもしれません。
地方案件の選択肢が限定的
ミッドワークスの案件は、東京都内を中心とした首都圏に集中している傾向があります。大阪や名古屋などの主要都市にも案件はありますが、地方都市での選択肢は限られているのが現状です。
特に、完全リモートワークの案件も他社と比較して少ないため、地方在住のエンジニアにとっては選択肢が限られてしまいます。せっかく高単価案件が多くても、参画できる案件がなければ意味がありません。
ただし、最近はコロナ禍の影響でリモートワークに対応する企業も増えているため、今後は地方在住者向けの案件も増加する可能性があります。
リモート案件の割合が低い
在宅ワークやリモートワークを希望するエンジニアにとって、ミッドワークスのリモート案件の少なさは大きなデメリットです。全体の案件に占めるリモート案件の割合は約20%程度で、他のフリーランスエージェントと比較すると低い水準となっています。
これは、ミッドワークスが扱う案件の多くが、チーム開発やクライアントとの密な連携を必要とするプロジェクトだからです。特に金融系や大手企業の案件では、セキュリティの観点から常駐勤務が求められることが多いのが現状です。
コロナ禍以降、働き方の多様化が進む中で、この点は今後の改善が期待される部分と言えるでしょう。
担当者の対応に個人差がある
ミッドワークスでは専任コンサルタント制を採用していますが、担当者によって対応品質に差があるという声も聞かれます。経験豊富で業界知識の豊富なコンサルタントに当たれば良いサポートを受けられますが、そうでない場合は期待通りの支援を受けられない可能性があります。
特に、技術的な話が通じない担当者に当たってしまうと、適切な案件紹介を受けにくくなることがあります。また、連絡の頻度や対応スピードにも個人差があるため、運の要素もある程度存在します。
もし担当者との相性が悪いと感じた場合は、遠慮せずに担当者変更を依頼することも可能です。自分に合った担当者を見つけることが、ミッドワークスを効果的に活用するポイントの一つと言えるでしょう。
ミッドワークスの料金体系とマージン率
手数料は一律20%だが実質負担は軽い
ミッドワークスの手数料は一律20%となっています。これは業界標準的な水準で、他の大手フリーランスエージェントとほぼ同水準です。例えば、月額単価80万円の案件の場合、エンジニアが受け取る金額は64万円となります。
一見すると20%の手数料は高く感じられるかもしれませんが、ミッドワークスの場合は福利厚生サービスが充実しているため、実質的な負担感は軽くなります。社会保険料の半額負担や各種支援制度を考慮すると、手取り額ベースでの差は小さくなるのが特徴です。
また、手数料に含まれるサービス内容を考えると、コストパフォーマンスは悪くありません。案件紹介から契約手続き、参画後のサポートまで一貫したサービスを受けられることを考えると、妥当な水準と言えるでしょう。
福利厚生込みで実質マージンは13-15%
ミッドワークスの福利厚生サービスの金銭的価値を計算すると、実質的なマージン率は13-15%程度になります。これは以下の福利厚生サービスの価値を考慮した結果です。
社会保険料の半額負担だけでも、年収800万円のエンジニアの場合、年間約40-50万円の経済効果があります。さらに書籍・勉強会費用の年間12万円支援、交通費支給などを加えると、年間70-80万円程度の価値があると考えられます。
- 社会保険料半額負担:年間40-50万円
- 書籍・勉強会費用支援:年間12万円
- 交通費支給:年間10-20万円
- その他福利厚生:年間5-10万円
これらを考慮すると、表面的な手数料20%よりも実質的な負担は大幅に軽くなることがわかります。
他社エージェントとのマージン比較
フリーランスエージェントのマージン率を比較すると、以下のような状況になっています。
エージェント名 | 表面マージン率 | 福利厚生 | 実質マージン率 |
---|---|---|---|
ミッドワークス | 20% | 充実 | 13-15% |
レバテックフリーランス | 15-20% | 普通 | 15-20% |
ギークスジョブ | 10-15% | 普通 | 10-15% |
ITプロパートナーズ | 15-20% | 限定的 | 15-20% |
このように、表面的なマージン率だけでなく、提供されるサービスの内容まで考慮して比較することが重要です。ミッドワークスの場合は、福利厚生の充実により実質的な負担が軽くなっているのが特徴的です。
ミッドワークスがおすすめの人・向かない人
ミッドワークスの利用に向いている人の特徴
ミッドワークスを最も効果的に活用できるのは、以下のような特徴を持つエンジニアです。
まず、実務経験3年以上のベテランエンジニアです。即戦力として活躍できるスキルレベルがあれば、高単価案件の紹介を受けやすくなります。特に、チームリーダーやプロジェクトマネージャーの経験があると、より条件の良い案件に出会える可能性が高まります。
安定性を重視するエンジニアにも向いています。給与保証制度や充実した福利厚生により、フリーランスでありながら正社員に近い安定感を得ることができます。収入の波をできるだけ抑えたいと考えるエンジニアには最適です。
また、東京・大阪などの主要都市圏で働けるエンジニアや、常駐勤務に抵抗がないエンジニアにも適しています。ミッドワークスの案件は都市部の常駐案件が中心となっているためです。
他のエージェントを検討した方が良い人
一方で、以下のような特徴を持つエンジニアは、他のエージェントの利用を検討した方が良いかもしれません。
実務経験が浅いエンジニア(2年未満)や、未経験分野にチャレンジしたいエンジニアには、ミッドワークスの案件は難しい場合があります。このような方は、研修制度が充実したエージェントや、未経験者向け案件を多く扱うエージェントを検討することをおすすめします。
完全リモートワークを希望するエンジニアや、地方在住で地元での案件を探しているエンジニアにも、選択肢が限られてしまう可能性があります。リモートワーク案件に特化したエージェントの利用を検討した方が良いでしょう。
また、短期間で様々なプロジェクトを経験したいエンジニアには、長期継続率の高いミッドワークスは向かない場合があります。多様な経験を積みたい場合は、短期案件を多く扱うエージェントの利用が適しているでしょう。
ミッドワークスの登録から案件参画までの流れ
会員登録と初回面談の進め方
ミッドワークスの利用を開始するには、まず公式サイトから会員登録を行います。基本的な個人情報とスキル情報を入力するだけで、登録自体は5分程度で完了します。
登録後、担当コンサルタントから連絡があり、初回面談の日程調整を行います。面談は対面またはオンラインで実施され、所要時間は約60-90分程度です。面談では以下のような内容について話し合います。
面談では、これまでの経験やスキル、希望する案件条件について詳しくヒアリングされます。単価や勤務地、使用したい技術などの希望を正直に伝えることで、より適切な案件紹介を受けることができます。
また、フリーランスとしての働き方や福利厚生制度についても詳しく説明してもらえます。疑問点や不安な点があれば、この時点で遠慮なく質問することが大切です。
案件紹介から参画決定まで
初回面談後、担当コンサルタントから条件に合う案件が紹介されます。紹介される案件数は、スキルレベルや希望条件によって異なりますが、通常3-5件程度の案件から選択できます。
気になる案件があれば、より詳細な情報を教えてもらい、クライアント企業との面談に進みます。面談前には、企業情報やプロジェクト内容について事前説明を受けることができ、想定される質問への対策もサポートしてもらえます。
クライアント面談は、通常1-2回実施されます。技術面談と人物面談を同時に行う場合もあれば、それぞれ別日程で実施される場合もあります。面談結果は通常2-3日以内に連絡があり、双方合意となれば契約手続きに進みます。
参画後のサポート体制
案件参画後も、担当コンサルタントから定期的にフォローアップの連絡があります。参画初期は週1回程度、安定してきたら月1回程度のペースで状況確認が行われます。
現場での困りごとや単価交渉、契約更新についても相談することができます。特に、プロジェクトの状況変化や追加要件が発生した場合は、コンサルタントがクライアント企業との調整を代行してくれます。
また、契約期間終了が近づくと、継続の意向確認や次の案件紹介についても早めに相談できます。切れ目のない案件参画ができるよう、計画的にサポートしてもらえるのが特徴です。
他社フリーランスエージェントとの比較
レバテックフリーランスとの違い
レバテックフリーランスは、ミッドワークスと並んで人気の高いフリーランスエージェントです。両者の主な違いを比較してみましょう。
案件数の面では、レバテックフリーランスの方が圧倒的に多く、約4万件の案件を保有しています。一方、ミッドワークスは案件数よりも質を重視し、厳選された高単価案件を中心に扱っています。
福利厚生については、ミッドワークスの方が充実しています。レバテックフリーランスでも一定の福利厚生はありますが、社会保険料の半額負担や給与保証制度はありません。安定性を重視するならミッドワークス、案件の選択肢を重視するならレバテックフリーランスという使い分けができます。
サポート体制については、両社とも専任コンサルタント制を採用していますが、レバテックフリーランスの方がより積極的な営業活動を行う傾向があります。ミッドワークスは、じっくりと長期的な関係性を築くアプローチが特徴的です。
ギークスジョブとの特徴比較
ギークスジョブは、ITフリーランス専門のエージェントとして長い歴史を持ちます。ミッドワークスとの違いを見てみましょう。
最大の違いは、ギークスジョブの方がマージン率が低いことです。10-15%程度と業界でも最低水準のマージン率を実現しています。ただし、その分福利厚生サービスは限定的で、ミッドワークスほど充実していません。
案件の傾向としては、ギークスジョブの方がベンチャー企業やスタートアップの案件が多い印象です。新しい技術や挑戦的なプロジェクトに関わりたいエンジニアには向いています。一方、ミッドワークスは大手企業の安定したプロジェクトが中心となっています。
リモートワーク案件については、ギークスジョブの方が積極的に取り組んでおり、在宅ワーク希望のエンジニアには選択肢が多くなっています。
ITプロパートナーズとの使い分け
ITプロパートナーズは、週2-3日勤務の案件に特化したフリーランスエージェントです。ミッドワークスとは全く異なるコンセプトのサービスと言えます。
ITプロパートナーズの最大の特徴は、フルタイム勤務ではない案件が豊富なことです。複数のプロジェクトを掛け持ちしたり、自分の事業と並行してフリーランス案件に取り組んだりすることができます。
単価については、時間単価で見るとミッドワークスとほぼ同水準ですが、月額ベースでは当然低くなります。ただし、空いた時間を自分の事業や学習に充てることができるため、トータルでの収入や成長可能性を考えると魅力的な選択肢です。
ミッドワークスが安定重視のフルタイムワーカー向けなのに対し、ITプロパートナーズは柔軟性重視の働き方を求めるエンジニア向けと言えるでしょう。
まとめ
ミッドワークスは、フリーランスエンジニアにとって安定性と高収入を両立できる魅力的なエージェントです。給与保証制度や充実した福利厚生により、正社員に近い安心感を得ながら、平均840万円以上の高収入を実現できる可能性があります。
特に実務経験3年以上のベテランエンジニアで、安定した収入を重視する方には最適なサービスと言えるでしょう。エンド直請け案件が70%を占め、案件継続率も97%を超えているため、長期的なキャリア形成にも適しています。
ただし、リモートワーク案件の少なさや地方案件の限定性など、働き方の多様性については改善の余地があります。また、実務経験の浅いエンジニアには紹介できる案件が限られる点も理解しておく必要があります。
フリーランスエージェント選びで迷っている方は、まず登録して担当コンサルタントと面談してみることをおすすめします。自分のスキルレベルや希望条件に合う案件があるかどうか、実際に相談してみることで判断できるはずです。安定したフリーランス生活を送りたいエンジニアにとって、ミッドワークスは検討すべき選択肢の一つと言えるでしょう。