フリーランスになったら福利厚生はどうなる?福利厚生が手厚いエージェント10選を紹介

フリーランスとして独立を考えているものの、会社員時代に当たり前だった福利厚生がなくなることに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、フリーランスでも福利厚生を受ける方法があります。特に、福利厚生サービスが充実しているフリーランスエージェントを活用することで、会社員に近い待遇を受けることも可能です。

この記事では、フリーランスの福利厚生の仕組みから、福利厚生に力を入れているおすすめのエージェント10選まで詳しく解説します。フリーランスとして安心して働くための情報をお届けするので、ぜひ参考にしてください。

目次

フリーランスの福利厚生とは?会社員との違いを解説

フリーランスの福利厚生について理解するには、まず会社員との違いを把握することが大切です。

会社員の場合、雇用保険や健康保険の一部負担、有給休暇、退職金制度などが法律で定められています。しかし、フリーランスは個人事業主として扱われるため、これらの法定福利厚生は適用されません。

フリーランスは福利厚生を受けられない理由

フリーランスが会社員と同じ福利厚生を受けられない最大の理由は、雇用関係にないことです。

労働基準法や社会保険制度は、雇用者と被雇用者の関係を前提として作られています。フリーランスは業務委託契約や請負契約で仕事を受けるため、雇用関係は成立しません。そのため、雇用保険の失業給付や労災保険、有給休暇などは対象外となります。

また、健康保険についても会社員は会社と折半で保険料を支払いますが、フリーランスは国民健康保険に加入し、全額自己負担となります。年金についても、会社員の厚生年金と比べて給付額が少ない国民年金のみとなってしまいます。

個人で加入できる福利厚生サービスの種類と特徴

フリーランスでも利用できる福利厚生サービスは多数存在します。これらのサービスを活用することで、会社員に近い待遇を実現することができます。

主なサービスとして、健康診断の割引サービス、レジャー施設の優待、スキルアップ支援、税務サポートなどがあります。月額数千円程度の会費で、幅広いサービスを利用できることが特徴です。

また、最近では賠償責任保険やケガ・病気の際の所得補償など、フリーランス特有のリスクに対応した保険サービスも充実してきています。これらのサービスを組み合わせることで、安心してフリーランス活動に取り組むことができます。

福利厚生に力を入れているフリーランスエージェントの見つけ方

福利厚生が充実したエージェントを見つけるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

まず、各エージェントの公式サイトで福利厚生について詳しく調べることが基本です。単に「福利厚生あり」と書かれているだけでなく、具体的にどのようなサービスが提供されているかを確認しましょう。

福利厚生の内容で比較すべきポイント

福利厚生の質を判断する際は、以下の要素を重点的にチェックすることをおすすめします。

保険関連のサービスは特に重要です。賠償責任保険の有無や補償額、ケガや病気で働けなくなった際の所得補償制度があるかどうかを確認しましょう。フリーランスにとって、これらの保険は安心して働くための必須条件と言えます。

次に、スキルアップ支援の充実度も大切なポイントです。技術書の購入費補助、セミナーや研修の受講料サポート、資格取得支援など、継続的な成長をサポートしてくれるサービスがあるかチェックしてください。

さらに、日常生活をサポートするサービスの豊富さも比較対象となります。健康診断の割引、フィットネスクラブの優待、旅行やレジャー施設の割引など、生活の質を向上させるサービスが用意されているかを確認しましょう。

エージェント選びで注意したい落とし穴

福利厚生が魅力的に見えても、利用条件や制限事項を詳しく確認することが重要です。

一部のエージェントでは、福利厚生を利用するために最低契約期間が設定されていたり、特定の案件を継続して受ける必要があったりする場合があります。また、福利厚生の費用が案件の報酬から差し引かれるケースもあるため、実質的な手取り額を計算して判断することが大切です。

さらに、福利厚生の内容が充実していても、案件の質や単価が低ければ本末転倒です。福利厚生と案件の条件をバランスよく評価し、総合的に判断することをおすすめします。

1. Midworks(ミッドワークス) 正社員並みの福利厚生で安心サポート

Midworksは「正社員並みの保障」をコンセプトに、フリーランスエンジニア向けに手厚い福利厚生を提供しているエージェントです。

特に注目すべきは、業界でも珍しい給与保障制度です。案件と案件の間に空白期間が生じた場合でも、一定の条件を満たせば給与の80%が保障されます。これにより、フリーランスの大きな不安である収入の不安定さを軽減できます。

また、各種保険料の負担軽減サービスも充実しています。生命保険料の半額負担をはじめ、健康診断費用の補助、各種レジャー施設の割引サービスなどが利用できます。

給与保障制度で案件の間も安心

Midworksの給与保障制度は、フリーランスにとって画期的なサービスです。

この制度を利用するには、Midworks経由で案件を受注し、一定期間継続して稼働することが条件となります。条件を満たした場合、次の案件が決まるまでの期間中、直前3か月の平均報酬の80%が支給されます。

ただし、保障期間は最大で60日間となっており、その間に次の案件を見つける必要があります。また、自己都合による案件終了の場合は対象外となるため、利用条件をよく確認することが大切です。

生命保険料半額負担で家計をサポート

Midworksでは、生命保険料の半額をエージェントが負担してくれるサービスも提供しています。

このサービスを利用することで、月々の保険料負担を大幅に軽減できます。特に家族を持つフリーランスにとって、生命保険は必要不可欠な保障ですが、保険料の負担は家計を圧迫する要因の一つでもあります。

対象となる保険商品や補助額には上限がありますが、年間で数万円の節約効果が期待できるため、長期的に見れば大きなメリットとなります。

2. ギークスジョブ(geechs job) 福利厚生サービス「フリノベ」が充実

ギークスジョブは、独自の福利厚生サービス「フリノベ」を提供しているエージェントです。

フリノベは、ITフリーランス向けに特化した福利厚生パッケージで、保険から健康管理、スキルアップまで幅広いサービスを一つにまとめています。月額利用料は比較的安価でありながら、充実したサービス内容が魅力です。

特に注目すべきは、賠償責任保険が無料で付帯されることです。IT業務で発生する可能性のある損害に対して、最大500万円まで補償されます。

ITフリーランス向け特化型サポート

ギークスジョブのフリノベは、ITフリーランス特有のニーズに応えるサービス設計が特徴です。

技術書の購入費補助では年間最大3万円まで支給され、最新の技術習得に必要な書籍代をサポートしてくれます。また、各種IT系資格の受験料補助も用意されており、スキルアップを積極的に後押ししてくれます。

さらに、コワーキングスペースの利用料割引や、IT系のセミナー・勉強会の参加費補助など、フリーランスエンジニアの働き方に合わせたサービスが豊富に用意されています。

20年以上の豊富な支援実績

ギークスジョブは2005年にサービスを開始し、20年以上にわたってフリーランスエンジニアを支援してきた実績があります。

これまでに支援したフリーランスエンジニアは2万人を超え、蓄積されたノウハウをもとに、より実践的な福利厚生サービスを提供しています。長年の経験から、フリーランスが本当に必要とするサービスを熟知しているのが強みです。

また、登録者の継続率が高いことも特徴の一つです。これは、福利厚生の充実度だけでなく、案件の質や担当者のサポート力が評価されている証拠と言えるでしょう。

3. テクフリ 3人に1人が収入120%UPを実現する手厚いサポート

テクフリは、高単価案件と手厚い福利厚生で注目を集めているフリーランスエージェントです。

登録者の3人に1人が収入を120%以上アップさせているという実績があり、福利厚生だけでなく収入面でのメリットも大きいのが特徴です。福利厚生では、各種保険サービスから健康管理まで幅広くカバーしています。

特筆すべきは、案件開始前から福利厚生サービスを利用できることです。多くのエージェントでは案件開始後にサービスが利用可能になりますが、テクフリでは登録と同時に一部のサービスを利用できます。

平均単価81.2万円の高収入案件

テクフリで紹介される案件の平均単価は81.2万円と、業界内でも高水準を誇ります。

高単価を実現できる理由として、エンド直案件の比率が高いことが挙げられます。中間マージンを削減することで、フリーランスにより多くの報酬を還元する仕組みを構築しています。

また、案件の継続率も高く、長期安定した収入を得やすい環境が整っています。高収入案件と充実した福利厚生を両立できることが、テクフリの大きな魅力となっています。

企業担当者による充実サポート

テクフリでは、各企業に専任の担当者を配置し、きめ細かなサポートを提供しています。

案件のミスマッチを防ぐため、事前の企業ヒアリングを徹底的に行い、フリーランスの希望に最も適した案件を紹介します。また、案件開始後も定期的にフォローアップを行い、問題があれば迅速に対応してくれます。

福利厚生に関する相談や手続きについても、専任担当者がサポートしてくれるため、サービスを最大限活用できる環境が整っています。

4. TECHBIZ 記帳・確定申告代行が実質無料

TECHBIZは、税務処理のサポートに力を入れているフリーランスエージェントです。

最大の特徴は、記帳・確定申告代行サービスが実質無料で利用できることです。フリーランスにとって大きな負担となる税務処理を専門家に任せることで、本業に集中できる環境を提供しています。

また、一般的な福利厚生サービスに加えて、フリーランス特有の悩みに対応したサービスが充実していることも魅力の一つです。

税務処理の負担を軽減

TECHBIZの記帳・確定申告代行サービスは、税理士資格を持つ専門家が対応します。

月次の記帳代行では、レシートや請求書の整理から仕訳作業まで一括して対応してくれます。確定申告時期には、必要書類の作成から税務署への提出まで代行してくれるため、税務処理にかかる時間を大幅に削減できます。

このサービスを外部の税理士事務所に依頼した場合、年間20万円以上の費用がかかることも珍しくありません。それが実質無料で利用できるのは、フリーランスにとって大きなメリットです。

福利厚生サービスが充実

税務サポート以外にも、TECHBIZは多彩な福利厚生サービスを提供しています。

健康診断の費用補助では年間最大2万円まで支給され、人間ドックの受診も割引価格で利用できます。また、各種レジャー施設やフィットネスクラブの優待サービスも豊富に用意されています。

さらに、法務相談サービスも利用でき、契約書のチェックや法的トラブルが発生した際の初回相談を無料で受けることができます。フリーランスが直面する様々な課題に対して、総合的なサポートを提供している点が評価されています。

5. レバテックフリーランス コーディネーターの細かなサポートが魅力

レバテックフリーランスは、専任コーディネーターによる手厚いサポートで定評があるエージェントです。

15年以上の運営実績があり、業界内でも老舗のエージェントとして知られています。福利厚生についても長年のノウハウを活かし、フリーランスが本当に必要とするサービスを厳選して提供しています。

特に、キャリア相談やスキルアップ支援に力を入れており、長期的な視点でフリーランスの成長をサポートしてくれます。

専門性の高いキャリア相談

レバテックフリーランスのコーディネーターは、IT業界に精通した専門家が担当します。

単なる案件紹介にとどまらず、フリーランスのキャリアプランを一緒に考え、長期的な視点でアドバイスを提供してくれます。技術トレンドの変化に対応するためのスキルアップ方針や、将来的な収入アップのための戦略についても相談できます。

また、案件終了のタイミングで次の案件探しに不安を感じるフリーランスも多いですが、継続的なフォローアップにより、安心して活動を続けられる環境を提供しています。

福利厚生も手厚くサポート

レバテックフリーランスでは、実用性の高い福利厚生サービスを厳選して提供しています。

健康管理面では、健康診断の費用補助に加えて、人間ドックの割引サービスも利用できます。また、税理士による確定申告サポートや、各種保険の紹介サービスなども用意されています。

さらに、スキルアップ支援として、技術書籍の購入費補助や各種セミナーの参加費割引なども提供しており、継続的な成長をサポートしてくれます。

6. ITプロパートナーズ ITプロトータルサポートで包括的サービス

ITプロパートナーズは、「ITプロトータルサポート」という独自の福利厚生パッケージを提供しているエージェントです。

フリーランスの働き方に合わせて、仕事面と生活面の両方をサポートするサービス設計が特徴です。特に、週2〜3日からの案件も多く扱っており、柔軟な働き方を希望するフリーランスに人気があります。

福利厚生についても、多様な働き方に対応できるよう、利用しやすいサービスを中心に構成されています。

幅広い福利厚生メニュー

ITプロパートナーズのITプロトータルサポートでは、生活に密着したサービスが充実しています。

健康管理面では、提携クリニックでの健康診断割引や、24時間健康相談サービスなどが利用できます。また、各種レジャー施設やホテルの優待サービスも豊富に用意されており、プライベートの充実もサポートしてくれます。

さらに、法務・税務相談サービスも含まれており、契約書のチェックや確定申告に関する相談を専門家に依頼することができます。フリーランスが直面する様々な課題に対して、ワンストップでサポートを受けられるのが魅力です。

長期的なキャリア支援

ITプロパートナーズは、単発の案件紹介だけでなく、長期的なキャリア形成をサポートしています。

定期的なキャリア面談を通じて、フリーランスの目標や課題を把握し、最適な案件や学習機会を提案してくれます。また、業界トレンドの情報提供や、新しい技術に関するセミナーの開催なども積極的に行っています。

これらのサービスにより、フリーランスが長期的に安定して活動できる基盤を作ることができます。

7. フリーランス協会のベネフィットプラン 個人加入可能な福利厚生サービス

フリーランス協会は、フリーランス全般を対象とした団体で、独自の福利厚生サービス「ベネフィットプラン」を提供しています。

エージェント経由ではなく、個人でも加入できることが大きな特徴です。年会費1万円で、幅広い福利厚生サービスを利用することができます。特に、賠償責任保険が無料で付帯されることが注目されています。

IT系だけでなく、デザイナーやライターなど、様々な職種のフリーランスが利用できる汎用性の高いサービス設計となっています。

賠償責任保険が充実

フリーランス協会のベネフィットプランでは、一般会員でも最大5,000万円の賠償責任保険が無料で付帯されます。

この保険は、業務遂行中に発生した事故や、納品物の瑕疵による損害などをカバーしています。フリーランスにとって、このような保険は必須でありながら、個人で加入すると年間数万円の費用がかかります。

さらに、ベネフィットプラン加入者は保険金額が最大1億円まで拡大され、より手厚い保障を受けることができます。これだけでも年会費以上の価値があると言えるでしょう。

各種割引サービスが豊富

保険以外にも、フリーランス協会では多彩な割引サービスを提供しています。

レジャー施設やホテルの優待サービスでは、宿泊費が最大90%オフになる場合もあります。また、フィットネスクラブや映画館の割引サービスも充実しており、プライベートの充実もサポートしてくれます。

さらに、税務や法務に関する相談サービスも利用でき、専門家による初回相談を無料で受けることができます。フリーランスが直面する様々な課題に対して、総合的なサポートを受けられる環境が整っています。

8. リロクラブ 大手企業レベルの福利厚生を提供

リロクラブは、大手企業の福利厚生アウトソーシングを手がける企業が、個人向けにサービスを提供している福利厚生会社です。

月額利用料は他のサービスと比較してやや高めですが、その分サービス内容は非常に充実しています。特に、健康管理やレジャー関連のサービスが豊富で、大手企業の社員と同等の福利厚生を利用することができます。

全国に提携施設があるため、どこに住んでいても充実したサービスを受けられることも大きなメリットです。

健康診断やフィットネス支援

リロクラブの健康管理サービスは、特に充実した内容となっています。

全国の提携医療機関で健康診断を格安で受診できるほか、人間ドックについても大幅な割引が適用されます。また、24時間の健康相談サービスでは、看護師や保健師に電話で健康に関する相談をすることができます。

フィットネス関連では、大手フィットネスクラブの法人会員料金での利用や、全国のスポーツ施設の割引利用が可能です。健康維持のための投資を大幅に削減できることが魅力です。

旅行やレジャー施設の割引

リロクラブでは、旅行やレジャー関連の割引サービスが非常に豊富です。

国内・海外旅行のパッケージツアーが会員価格で利用できるほか、ホテルや旅館の宿泊費も大幅に割引されます。また、遊園地や水族館、映画館などのレジャー施設も優待価格で利用することができます。

これらのサービスを積極的に利用することで、年会費以上の節約効果を得ることができ、充実したプライベート時間を過ごすことができます。

9. エン・ミドルの会 転職支援と福利厚生をセット提供

エン・ミドルの会は、転職サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパンが提供する、ミドル層向けの福利厚生サービスです。

フリーランス専門のサービスではありませんが、個人事業主も利用できる設計となっており、転職支援と福利厚生をセットで提供している点が特徴です。将来的に正社員に戻ることを視野に入れているフリーランスにも適しています。

月額利用料は比較的安価でありながら、基本的な福利厚生サービスは一通り網羅されています。

キャリア支援と生活サポート

エン・ミドルの会では、キャリア支援サービスが充実しています。

専任のキャリアアドバイザーによる相談サービスでは、フリーランスとしてのキャリアプランだけでなく、将来的な転職についても相談することができます。また、スキルアップのための研修やセミナーも定期的に開催されています。

生活面では、健康診断の費用補助や各種レジャー施設の割引サービスなど、基本的な福利厚生サービスが利用できます。また、法務・税務相談サービスも含まれており、フリーランス活動をトータルでサポートしてくれます。

専門分野に特化したサービス

エン・ミドルの会では、職種や業界に特化したサービスも提供しています。

IT系のフリーランスに対しては、最新技術に関する情報提供や、技術系セミナーの優待参加などが用意されています。また、営業系やマーケティング系のフリーランスには、営業スキル向上のための研修や、最新のマーケティング手法に関するセミナーなどが提供されます。

これらの専門サービスにより、各分野で活動するフリーランスが、より効果的にスキルアップを図ることができます。

10. フリノベ(独立系サービス) ギークスジョブ以外でも利用可能

フリノベは、元々ギークスジョブが提供していた福利厚生サービスですが、現在は独立したサービスとして個人でも加入できるようになりました。

月額利用料は1万円程度と他のサービスと比較して標準的ですが、ITフリーランス向けに特化したサービス内容が魅力です。特に、技術書の購入費補助や各種IT系資格の受験料補助など、スキルアップ支援が充実しています。

エージェントを経由せずに直接加入できるため、複数のエージェントを利用しているフリーランスにも便利です。

保険や税務サポートが充実

フリノベでは、フリーランス特有のリスクに対応した保険サービスが充実しています。

賠償責任保険は最大5,000万円まで補償され、業務遂行中の事故や納品物の瑕疵による損害をカバーしています。また、所得補償保険も用意されており、病気やケガで働けなくなった際の収入減少をサポートしてくれます。

税務サポートでは、確定申告に関する相談や、税理士紹介サービスなどが利用できます。また、記帳代行サービスについても、割引価格で利用することができます。

スキルアップ支援も手厚い

フリノベのスキルアップ支援は、ITフリーランスのニーズに合わせて設計されています。

技術書の購入費補助では、年間最大3万円まで支給され、最新技術の習得に必要な書籍代をサポートしてくれます。また、各種IT系資格の受験料についても、年間2回まで全額補助されます。

さらに、オンライン学習サービスの利用料割引や、IT系セミナーの参加費補助なども用意されており、継続的なスキルアップを多角的にサポートしてくれます。

フリーランスの福利厚生にかかる費用と経費計上

フリーランスが福利厚生サービスを利用する際は、費用と経費計上について正しく理解しておくことが大切です。

多くの福利厚生サービスでは月額利用料が発生しますが、これらの費用をどのように処理すべきかは、サービスの内容によって異なります。また、エージェント経由で提供される福利厚生の場合、費用の負担方法も様々です。

福利厚生サービスの利用料金相場

個人で加入する福利厚生サービスの月額利用料は、サービス内容によって幅があります。

基本的なサービスを提供するプランでは月額3,000円〜5,000円程度、充実したサービスを提供するプランでは月額8,000円〜12,000円程度が相場となっています。年額で支払う場合は、月額換算で10%〜20%程度の割引が適用されることが一般的です。

エージェント経由で提供される福利厚生の場合、月額1,000円〜3,000円程度の負担でサービスを利用できることが多く、個人加入と比較してコストパフォーマンスが高いと言えます。

経費として計上できるケースとできないケース

福利厚生サービスの利用料を経費として計上できるかどうかは、サービスの内容によって判断が分かれます。

業務に直接関連するサービス(賠償責任保険、法務・税務相談、技術書購入費補助など)については、経費として計上できる可能性が高いです。一方、レジャー施設の割引やフィットネスクラブの優待など、プライベートに関連するサービスは経費計上が難しい場合があります。

判断に迷う場合は、税理士に相談することをおすすめします。また、福利厚生サービスの利用料は、業務関連部分と私的利用部分を適切に按分して処理することが重要です。

まとめ

フリーランスになると会社員時代の福利厚生は受けられなくなりますが、エージェントが提供する福利厚生サービスや個人で加入できるサービスを活用することで、安心して働ける環境を整えることができます。

今回紹介した10のサービスはそれぞれ特徴が異なるため、自分の働き方や重視するポイントに合わせて選択することが大切です。収入の安定性を重視するならMidworksの給与保障制度、税務処理の負担を軽減したいならTECHBIZの記帳代行サービス、幅広いサービスを利用したいならリロクラブなど、目的に応じて最適なサービスを選びましょう。

複数のサービスを組み合わせて利用することも可能です。例えば、エージェント経由で基本的な福利厚生を利用しつつ、個人でフリーランス協会に加入して保険を充実させるといった使い方もできます。

フリーランスとして長期的に安定して活動するためには、福利厚生への投資も必要な経費の一つと考え、自分に最適なサービスを見つけて積極的に活用していきましょう。

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